さて、東海道歩きも4日目。前述通り、箱根越えを一旦スキップして三島宿から吉原宿を目指します。この日は今シーズン最大最長の寒波が来ており、もう一週あとに延ばそうかとも思いましたが、「キレイな富士山(特に左富士)が見たい」の気持ちが勝って決行。いつも通り最寄駅から始発に乗って、日暮里・新橋・熱海経由で三島駅に。今回の主役は、もちろん富士山です。
三島宿
前回三島宿に来たのは2012年ですから、およそ14年ぶりでしょうか。街道歩き(走り)の楽しさを教えてくれた大学の同級生と走った箱根越えの時以来です。世古本陣跡は同じ場所で変わらずに待ってくれていましたが、自分は歳をとりました(笑)

まだ40代、若い。

VIVA!還暦越え!!
振り返っていても仕方ないので今日も前を向いてスタート。
すぐ近くの川沿いに時の鐘があります。

トキノカネってカタカナで書くと音が聞こえてきそう
時の鐘は、単身赴任で住んでいた人形町の近く、小伝馬町の十思公園にもありましたね。だいたい同じ形ですね。

千貫樋。センガンドイと読みます
この川のようなのが千貫樋でしょうか。470年前にできたものらしいです。
しばらく歩くと伏見の一里塚。玉井寺と宝池寺に別れて一対の塚になっています。宝池寺の方は復元されたものですが形が「ザ・一里塚」ですね。

玉井寺側

宝池寺側
宿場の出口付近にある八幡神社の中には、源頼朝と奥州から馳せ参じた義経が涙の対面をしたと言われる対面石があります。

やっぱり、頼朝公が左側の大きいほうの石?

対面石の説明板
神社の中はとてもキレイに管理されていましたが、ちょっと気になることが。八幡神社、実は鳥居が2つ。なぜ1つは埋まった感じになっているのでしょうか?

埋まってる?
沼津宿
この地方の冬の西風対策に作られた沼津垣。先達の知恵っていうやつですね。
江戸時代は盛んに作られたそうです。
垣に土地の名前がつけられているのは、実は沼津垣と大津垣の2つだけ。

沼津垣。斜めの網目で風に強そうです
沼津のマンホールは、富士山と海ですね。テッパンです。

いちおう、テッパンと鉄板をかけてます

川廓(かわぐるわ)通り 入口側
川廓通りは、昭和30年代まであった石畳を再現したもの。石畳は古い道っぽくって気分が上がります。川廓通りのなかには、沼津城から移築した石垣がありました。

3カ所あるんだけど1カ所見つけられなかった…
川廓通りの出口を過ぎてすぐに、こんなモニュメントも。

上半身裸で百科事典を読む女性

家族みんなでボルタリング!
※注:キャプションは個人の妄想です。
少し歩くとコンパクトながら立派な神社があります。

沼津 丸子神社 浅間神社
静岡県沼津市浅間町に鎮座する式内社です。正式名称が『丸子神社 浅間神社』。非常に珍しい名前の神社ですが、なぜ併記されるのかというと、江戸時代の火災により旧社地(現在の丸子町)にあった「浅間神社」へ1877年(明治10年)に合祀・遷座され、一扉二社として統合されたため、だそうです。1月なので、初詣の御朱印を拝受しました。

ありがとうございます😊
参拝の後、ちょっと旧東海道を離れて千本松原へ。

ここが駿河湾ってやつですね。前に歩いた日光街道やこの旧東海道の旅で松の木は見慣れていたのですが、富士山と海と一緒に見るとまた格別です。とても気持ちが良いです。富士山もよく見えたのですが、頂上付近に少しだけ雲がかかってますね。

午後からは雲が取れると良いんだけど。
しばらく沼津の景色を堪能してから街道に戻りましたが、実は思いのほか距離が稼げていないことに気づきます。ちょっと急がなければ。
松長の一里塚跡のあたりは立派な蔵をお持ちの家が多くありました。

なまこ壁の蔵
今日のメインはなんといっても吉原の左富士なのですが、実はもう1ヶ所、瞬間的に左富士が見られるところがあります。
道なりに踏切をかけてしまうと左富士にはなりませんが、よくぞ右に曲げてくれた!

おっと、いつの間にかJR東海

踏切と左富士

ショベルカーのアームと左富士
頂上付近の雲も取れ始めていますね。ホンモノの『名勝 左富士』も期待できます!
原宿
「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士の山と原の白隠」
500年に1人の天才高僧、白隠禅師の名を冠した日本酒がある高嶋酒造さんで甘酒をいただくことを楽しみにしていたのですが、なんとお休み。残念!相変わらず、下調べの詰めが甘い自分を反省します…。
古い醸造所の写真だけでもと脇の道を入ってみたら、何やら人だかりが。失礼して覗いてみたら、富士山の湧水をいただけるようでした。一口だけでもと待ってみたのですが、みなさんいくつもの容器を持って順番を待っていたので、ここも断念。後ろ髪を引かれる思いで街道に戻ります。

肝心の給水場が写ってない…。
そろそろ空腹感が増してきたので、こちらも下調べしておいた海鮮丼をと思ったのですが、なんとここもお休み。
時間もなくなってきてるのでセブンイレブンでおにぎりといなり寿司。すみません、まだ経済に貢献できてません。

セブンイレブン看板と左富士

別のセブンイレブンと左富士
10分でたいらげて、歩き続行します。ほどなく富士市に突入。

富士市に入ります

富士山に話しかけるかぐや姫
富士市のマンホールは富士山とかぐや姫です。この辺りでは、かぐや姫は月に帰ったのではなく富士山に帰ったことになっているそうです。季節が冬なら、さぞ寒かったことでしょうね。
ここで問題発生。実は、富士市に入ってからもよおしてきてまして。おまけに2回ほど道を間違えて遠回り。緊迫度は増すばかり。
正直、景色どころではなくなってきています。計画の2.5キロ手前、吉原駅をゴールにすることも頭をよぎります。
吉原宿
弱い気持ちと便意と闘いながら吉原駅をなんとかスルーし、富士山に向かって北上を開始します。
そして…ついに。

ホンモノ
今日のメイン、ホンモノの左富士!いやー浮世絵と同じ構図ですねー。雲も取れて、最高の景色を堪能。
けど便意はさらに激しさを増して、平家越えの橋を渡るころは、写真撮ってる時も足は行進を続けてます。笑
源平合戦のターニングポイントとも言える富士川の戦い、ホントはもう少し掘り下げてみたかったのですが…。

平家越えなのか、腹痛限界越えなのか。
平家越え橋から10分後、人としての尊厳を失うことなく無事に吉原本町駅にゴール!ゴールの写真も撮らずにホームにあるお手洗いに駆け込んだことは言うまでもありません。
スッキリしたところで、ホームの下を見るとこんなマークが。

体重計?
時間や便意と闘い続けた自分に、最後は富士山からご褒美がありました。

ご褒美!
今日の成果
こんな感じ。吉原で2ヶ所、道を間違えてます。

Screenshot
- 時間足りないと思い急いだら、20分以上早くゴールできた。実は便意のおかげか。
- 吉原宿に入る前にGarminが止まってしまい、ちょうど1km測れていない。
感想あれこれ
- 八幡神社の鳥居は要調査
- やっぱり日本人は富士山が大好き
- 左富士、京都から江戸に向かえば、いつも左富士。
- 高嶋酒造の甘酒と白隠正宗、機会があれば飲んでみたい
- 湧水も順番待ちすれば良かったなぁ
- 教訓、お手洗いはお早めに

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